ファルスタッフ見習い

やわらかハートポイント@yawarakahpの日記 飲食、旅行、音楽など

十勝旅行(2024/2/11〜2/13)①

旅行の時は何から何まで調べて計画して引率してくださる同行者(以下「ペラオ」という。)に次のブログ更新はいつかと訊かれたので、あわてて今年2月の旅行について振り返ります

いつもの旅行に比べると遅い出発。

ペッパーくんってネタ画像にされすぎてしまったせいか、きちんと働いている時でも何となく面白く感じてしまいます

諸事情により生のニラ・ネギ・白菜を背負ったキモおたく、空へ。

飛行機の窓から見える真っ白な大地。降り立つのが楽しみです

帯広空港着。かわいいぬいぐるみさん達がお出迎え!

シャトルバスで帯広駅へ。14時過ぎでもなんだか既に薄暗かったです。

バスの出発まで時間があるので、お宿での自炊に備えるべく駅ビルの物産館で食料とお酒を買い込みます。邪神ちゃんアニメ、2話くらいまでしか観てない……

ノースライナーで幌加温泉入口に向かいます。道内旅行がご趣味らしいTwitterユーザーの方が同じ車両に乗り合わせていたようで「幌加温泉入口で二人組が降りていった、渋いね〜」みたいなツイートをされていて、面白かったです

お宿の方に車で迎えていただき、ついに憧れの秘湯「幌加温泉湯元 鹿の谷」に投宿!

旅行と温泉を極めし者として尊敬しているFFさんが一週間くらい前に泊まっていらして、世界の狭さを感じました

無駄がなく綺麗なお部屋。もちろん窓からは雪景色しか見えません

館内の説明を一通り聞いて、荷物を下ろしたら早速お風呂へ。お風呂場に備え付けのアメニティは一切ありませんが、洗剤やヘアゴムなどは一通り現金で買うことができます。もし洗面用具を一切準備していなくても困ることはないと思います。小銭だけはしっかり用意しておくと安心でしょう。

まずは女性用の内湯に入ります。小さいとはいえ、こちらのお宿に男性専用の内湯はないので、少し得をした気分です。この日は女性のお客様が他にいなかったのか、硫黄香るとろっとしたお湯を終始独泉!北の大地で凍え、乾燥した体に極上の温泉が沁みます。

ひとっ風呂浴びたら夕食の準備。

湯治宿だけあって、調理器具や食器類に困ることはありません。

自炊しない勢の方にも即席麺、レトルト食品の販売があるので、心配は無用です。写真を撮り忘れたのですが、先に書いたアメニティの販売も同じような方式です

我々の夕食は、東京からやわポがはるばる異臭を漂わせながら空輸してきた野菜と先程物産館で購入した鮭の山漬けのお鍋。山漬けとは、内臓を除いて塩をたっぷり擦り込んだ鮭を山のように積み重ねて上下を入れ替えながら熟成させた北海道の特産品だとか

味付けは同じく帯広駅の物産館で購入したこちらです。帰宅後もしばらくスープの旨味要員として活躍してくれました

お鍋が煮えるのを待ちながら、物産館で買ったお酒とおつまみ大集合の図。ビールはお宿で調達しました。サッポロクラシックがフロント前で売られていたり、ジョッキがキンキンに冷えていたり、存外酒飲みに優しい湯治宿のようです。

調理場でご一緒した他のお客様は豚の生姜焼きを作っていらっしゃって、何とも食欲をそそる香りで、あと数レベル図々しくなれれば一口いただいていたかもしれません。というのも、

土鍋を使った経験がなくてお鍋の中身を真っ黒にしてしまったからです。食べられる味ではあったけど、とても食欲をそそる見た目ではありませんでした。漆黒……家でガンガンの強火でストウブの無水鍋ばかり作っていた弊害ですね(言い訳)。

とはいえ、ビールと焼酎とおつまみが美味しい。10%引きだったカニ味噌缶が酒泥棒です。あれ?これだけでも良かったのでは?

お腹が落ち着いたら混浴のお風呂へ(これは他のお客様がいない深夜?早朝?に撮った写真です)。やわポは新潟の燕温泉「河原の湯」で巻きタオルも許されない究極にワイルドな混浴デビューを果たしたので、湯浴み着OKの混浴なんてへっちゃらなのです。

写真奥の二つのドアが男女別の脱衣所で、そこから一番近い浴槽が「ナトリューム泉」、隣が「鉄鉱泉」、一番手前が「カルシューム泉」です。全体的に熱めのお湯ですが(やわポの好み)、三つの中では一番湯温の低い鉄鉱泉がダラダラ入るには良かったです

体が温まり切ったところで、意を決して露天風呂に飛び出します。写真奥に見える建物が先程の内湯で、二重扉からスリッパを履いて雪道を露天まで歩いて行きます。滑って転倒しないように気を付けつつ、震えながら数十歩。クサいお湯にどっぷりと浸かる至福!少し暑くなったら極寒の大気に身を晒し、再びお湯に浸かり……の永久機関が完成します

ペラオが頑張って内湯側から撮ってくれた露天風呂の写真。この日は夜も雪が降ったり止んだりしていました。星が見えれば最高だったのですが、雨人間二人には贅沢な望みです。時折動物のものらしき鳴き声を聞きながら、秘湯を堪能しました

風呂上がりにTwitterをツンツンするおたく、やわポ。他にやる事ないんか?

二日目に続く