ファルスタッフ見習い

やわらかハートポイント@yawarakahpの日記 飲食、旅行、音楽など

山陰旅行(2024/5/25〜5/27)③

起床即朝風呂。外では鳥さんが鳴いています。もうこのお湯とお別れだなんて!

ちなみにこちら、小屋原温泉熊谷旅館では連泊ができません。理由は「同じ料理を続けて出すことになってしまうから」だとか

前日の夕食と同じ場所で朝食です。

温泉旅館でいただく温泉卵、大好きです(たとえ温泉水を使って作られていなかったとしても)。お醤油もありますが、あえて味付け海苔の塩味だけでちゅるちゅる啜ります。ほかほかご飯を一口食べて、完璧!

女将さんにお尋ねしそびれたのですが、右端手前から二番目はアゴを使ったちくわでしょうか?昨晩の晩酌用に買ったあご野焼きはもう少し灰色がかっていたと思うのですが、これも似たようなワシワシとした力強い食感、市販品とは全然違う旨味があって美味しかったです

出発の準備と精算を済ませ、女将さんにバス停まで送っていただきました。ここは当初予定していたバス停(土砂崩れにより使用不可になっていた)より少し離れた所だったのですが、ご相談したところ快く応じてくださいました。ありがたい限りです

雨がぱらつく中、ジブリ映画にでも出てきそうな小屋に出たり入ったりしながらバスを待ちます。無事に乗り込み、大田市経由で再び出雲へ
出雲市駅から安来駅に向かう電車待ちの時間が30分ちょっとあります。となれば、向かう先は一つ!

前日に振られた「旭日酒造」。シャッターが上がっていて安心!Google mapsの表示では出雲市駅から徒歩6分、駅チカでありがたいです。もちろん肝心のお酒の品質も評判が高いです

小ぢんまりと落ち着いた雰囲気の店内、優しい雰囲気の女性店員の方が迎えてくださいました

目当ての有料試飲。600円で6杯分の試飲ができます。レジで専用コインと引き換えて、気になるお酒を試します。サーバーのボタンの上にある数字はおすすめの飲み順です。ここは素直に従って、一種類ごとに仕込み水で口をリセットしつつ、好みの味を探します

やわポの好みは右から二番目(中町エニシカル)と右から四番目(純米原酒十旭日)でした。同行者(以下「ペラオ」という。)と相談しつつ、まんまと色々買って急ぎ駅に戻りました

ジャケ買いしたわんわんカップ、にゃんにゃんカップ。どちらも純米酒ですが、原料米が異なります。市販のワンカップ大関がこれらだったら頻繁に買ってしまいそうです。安来行きの電車内で並べてみましたが、可愛すぎてもったいなくて飲めないので無事お土産行きです

安来駅からの無料シャトルバスに乗って足立美術館へ。こちらの入館料もtabiwaぐるりんパスの料金に含まれているので、そのまま見学することができます

この美術館、アメリカの「数寄屋リビングマガジン/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」(そんなものがあるのですね)で21年連続1位の座を保持している日本庭園、横山大観を含む豪華すぎる日本画コレクション、魯山人の陶芸作品……と心ときめかずにはいられない見どころが詰まったスポットなのです!

あいにくの曇りでしたが、やわポもペラオも雨人間なので降り出さなかっただけ良しとします

庭園以外は当然撮影禁止で、素晴らしい作品群を目に焼き付けるべくじっくりと鑑賞しました。いつも美術館巡りの後には目を酷使するせいかコンタクトレンズがゴワゴワして視界も霞むのですが、今回も例に漏れずそうなりました。どなたか上手な美術館での目の使い方を教えてください

苔庭です。松の一本、苔の一部分に至っても徹底した管理がされているからこその美しさなのですね

左奥に少し見えるのは館内の一部分で、ガラス越しにお庭を眺められます。しかしガラスの影響か少し青みがかって見えるので、渡り廊下など外に出られる箇所で直接見た方が本来の景色を楽しめると思います

生の掛軸

白砂青松庭と右奥の枯山水庭。ちょうどツツジが咲いていました

池庭。鯉が沢山泳いでいます

一通りお庭を見たら、近代日本画を扱う本館、現代日本画を扱う新館、魯山人館の順に周ります。スケジュール上約一時間半しかいられなかったのですが、結構駆け足になった印象です。時間が許せば倍の時間は観ていられそうでした

シャトルバスで安来駅に戻り、米子に向かいます。夕食の予約時間まで結構時間がありましたが、どこかに足を伸ばすには短い時間だったので、とりあえず駅周辺で街歩きしました

近代建築を見たり

シャッター通りに味のある看板を見つけたり

猫さんに遭遇したり。

国内旅行では機会があれば地元スーパーを覗くようにしているのですが、米子のイオン(駅から歩ける距離!)にはアゴのお刺身や宍道湖シジミが売っていました

予約していた居酒屋さんで島根の海の幸を堪能して(詳細は別記事にて)、米子空港から東京に帰還しました

 

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二泊三日ではありましたが、時間いっぱい気になる場所を巡ることができて充実した旅行になりました

終わり